東大の学生寮
NYタイムズに学生寮の記事(ギフトリンク)が出ていたので、東大の寮について思い出してみました。
ちなみに、米大では”学生寮”の多人数化と近場化が進行しているとのこと。
・通学時間短縮要望が強まり、キャンパスの近くに建設(土地代は高くなる)
・プールやWifiなどのアメニティ充実の需要が強まり2000ベッドなど多人数で共益費や高い用地費を割る作戦
・地元大家が従前の供給源だったが大手デベが進出
念のためですが”学生寮”と言っても民間不動産事業なので家賃安くないです。学生向けシェアハウスとでも訳した方が正確かも知れません。
○国内新入生(1,2年生)が入れるのは三鷹寮
家賃に相当する寄宿費はなんと
4700円!
です。その他共益費・光熱水費併せても総額1万円ぐらいで収まる。
ただし、①実家からの通学時間1.5時間以上②経済的理由により住居の確保が困難、という条件が付いており、
倍率は1.2倍。
「両親の収入・家族構成などにより、経済的困窮度が高いと判定された方から順に、募集人数まで入居を許可」とHPに明記されているので、裕福な家庭の学生が入るのは難しいですね。
○学部生(3,4年生)は豊島国際学生宿舎
コレも入居基準に
「通学時間及び経済状況により判定」と明記されているので、年収1000万で入るのは難しいですが、年収500万円位だったら入れるでしょう。
費用は光熱水費別で36,300円。特に困窮してると月1万円に割引。
入居できそうな方にはおススメです。
ちなみに、私の時代は寮費は数百円だったと記憶しています。(電気代の方が高い!)
広いお風呂で大浴場好きには嬉しかったです。
安くてうまい飯もありました。
これほどではなくとも、年数百万円の授業料と全然安くない”学生寮”で構成される米国一流大学に比して、住も含めて経済的事由を心配することなく、日本の最高学府に通うことが出来るのは、つくづく日本は機会平等な国で、階層逆転が十分可能で、格差の少ない社会であると実感します。