アメリカで最も影響力のある大学ランキング (Top30)
日本で報道される世界大学ランキングといえば、タイムズ・ハイヤー・エジュケーション(THE)であるが、アメリカ人は基本的に”世界”を気にしていない、というか、アメリカこそが”世界”だと思っているため、アメリカでは世界大学ランキング(THE)の知名度は低い。
米国ではWebサイト年間訪問者数1億人を誇り、”大学ランキングの帝国”とされ、米紙NYタイムズにも「アメリカでもっとも影響力のある大学ランキング」と評されるU.S. Newsの米国大学ランキングの方が注目度が高い。
さて、そのU.S. NewsのランキングビジネスについてのNYT記事によれば、以下の通り。
- ランキングを作っているU.S. News側が大学から金を貰っている
- ランクインしたロゴ使用料のような名目で各大学から、年間数百万円程度
- U.S. Newsは、使用料を払うかどうかはランキングの上下には関係ないと主張
- 支払っているのは、メイン大、ネブラスカ大、南カロナイナ軍事大、アラバマ大、ヴァンダービルト大など
資本主義の国アメリカらしい話ではある。
別のNYT記事とU.S. NewsのHPによれば、ランキングには以下の要因を考慮
- 学長、学長補佐及び学部長の経歴や実績(主観的だが配点20%もある)
- 教員対学生比率、常勤教員率、教員の給与(11%)
- 学生1人当たりの大学の教育研究費(8%)
- 学生のSATなどの点数(5%)
- 卒業率、1年目在籍率(21%:すぐやめる学生が多いと点が下がる)
- 奨学生の卒業・在籍率(6%)
- 家族初の大学入学者の率(5%)
- 卒業後の年収(5%)
- 学生の借金額(5%)
- 上位のジャーナルなどへの引用論文数(4%) 等
- (少人数クラスでの教育、高校内順位、卒業生の寄付率は今回から考慮しないことにした)
少人数教育をウリにしていた大学は評価基準の変更に激オコなのも納得です。
(NYT記事いわく「The publisher’s college rankings are widely seen as America’s most influential」)
「アメリカでもっとも影響力のある大学ランキング」のTop30と年間授業料は以下の通り
1位 プリンストン $59,710
2位 MIT $60,156
3位 ハーバード $59,076
3位 スタンフォード $62,484
5位 イェール $64,700
6位 ペンシルバニア大 $66,104
7位 カリフォルニア工科大 $63,255
7位 デューク大 $66,172
9位 ブラウン大 $68,230
9位 ジョンズホプキンス大 $63,340
9位 ノースウエスタン大 $65,997
12位 コロンビア大 $65,524
12位 コーネル大 $66,014
12位 シカゴ大 $65,619
15位 カリフォルニア大バークレー校 $48,465(州民$15,891)
15位 UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校) $46,326(州民$13,752)
17位 ライス大 $58,128
18位 ダートマス大 $65,511
18位 バンダービルト大 $63,946
20位 ノートルダム大 $62,693 「ノートルダム大登場アマプラ鑑賞記事」
21位 ミシガン大 $57,273(州民$17,786)
22位 ジョージタウン大 $65,082
22位 ノースカロライナ大チャペルヒル校 $39,338(州民$8,998) 「この大学が登場するアマプラ鑑賞記事」
24位 カーネギーメロン大 $63,829
24位 エモリー大 $60,774
24位 バージニア大 $58,950(州民$22,323)
24位 セントルイス・ワシントン大学 $62,982
28位 カリフォルニア大デイビス校 $46,043(州民$15,266)
28位 カリフォルニア大サンディエゴ校 $48,630(州民$16,056)
28位 フロリダ大学 $28,658(州民$6,381)
28位 南カリフォルニア大学 $68,237 「USC登場アマプラ鑑賞記事」
上記の金額は、あくまで年間の授業料のみですので、寮費や教科書代や生活費は入っていないのをお忘れなきよう。。。
州民の授業料を見れば、留学生も含めたよそ者から、多額の金を巻き上げようという魂胆がよく見えます。
左側の数字より、右側の数字が気になってしまいます...
(初稿2024/1/15)
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