入試本番の下見で子供のやる気アップ⁈
子供のやる気アップのために入試本番見学
毎年この季節になると、強烈な嫌悪感を示すアカウントが牽制球を投げまくり、
偏差値1でもアップさせるべく、子どものやる気アップに必死の下級生家庭は、静かに実行に及ぶ。
そこで、中立的な終了組の立場から検証してみよう。
○学校側のルールは?
開成中学のHPを確認したところ、「メディア・塾関係の方へ」というページに「入試当日、受験生が速やかに受験室への入場が出来るよう、駅周辺・学校周辺における塾の皆さんによる朝の応援や五年生以下の皆さんの見学については、厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。」とのことである。
このマナーに従うとすると、塾の皆さんの来場と5年生以下の皆さんの来場は同程度に批判されるべきものと考えられる。
塾の応援がバンバンやって来ていた時代を過ごした者としては、同じく「ご遠慮」がお願いされている公道上でのビラ配りやマスコミ取材が公然と行われていたこともあり、別に見られるのは気にもしなかった。
目くじら立てるほどではない。
要は、公道上での、強制力もない、お願いベースの話である。
受験生側として一番の対処方法は、勧誘ビラやマスコミ取材や塾関係者や5年生以下見学者は現実的には存在するということを想定して、気にしない精神力を身につけることだ。
○合格発表の現場を見る効果は?
(現時点では、合格発表の見学ルールの記載はHPで見当たらないが、)
合格発表なんかマスコミのテレビ付きで落ちてるのを見られたわけだし
落ちてる人を見てやる気アップした子供とかいたのかも知れません。
現実には、後述の通り、親の焦る気持ちアップには貢献するが、子供に効果あるかは疑問だと思います。
○縁起が悪い
5年生以下の下見組としては、本番と同じ日時で交通機関の混雑具合やルートが確認できるとか、緊張感あふれる現場を目撃して子供のやる気アップというメリットを期待しているのでしょう。
デメリットしては、下見は強烈な批判や憎悪を受けるので、心理的ダメージや他人の怨念を背負うことになり縁起が悪いでしょう。
ネット上では、トップ校に下見に行って批判と憎悪を受けた者が自身の入試では落ちている事例も報告されています。
まあ、自分は下見してないけど落ちましたが。
大学受験では、本番下見論争はないので、中学受験特有の藁にもすがる思いの親の狂気がなせる現象でしょう。
スゴイ効果があるのだったら、大学受験生もみんなやるハズですから。
結論として、当ブログのおススメは、以下の通りです。
・5年生以下は、本番下見やめとくのが無難
・6年生は、気にしない