「無料で無能を作り出す…愚策!?」私立教育無償化でホリエモン
ホリエモンが「無料で無能を作り出す東京都のこの政策は…愚策」と述べたという記事がありました。
当ブログは昔から、私立高等教育の無償化に懐疑的で、人材の質を高める制度設計のもとに財源を投入すべきと考えます。
ブログ(つぶやき)始めてから最初のニュースである大阪の私立高校無償化のニュースについても、否定的なコメントをしています↓
〇私学の独自性
〇少子化を踏まえ学校の統廃合が必要
氷河期世代は年最高200万人の子供が生まれていましたが、2023年の今では70万人台です。
一方、大学の定員は氷河期世代受験時に40万人だったのが今では60万人に増加しています。
また、私立高校の定員充足率も8割に過ぎず、つまり定員割れ、高校も余っているのです。
冒頭のホリエモンのように、「大金払って私立高校とか行って。たいして学力は上がらないのに、Fラン大学とかに奨学金で入って。奨学金返せなくなっちゃって、悲惨な人生を送るみたいな感じ」という報道も多発しています。
このような状況を踏まえれば、私的な事業主体が創設した、経営状況の思わしくない、いわゆるFランの高等教育機関を削減すべきです。
このような状況でいわゆるFラン私立高等教育機関に一律に税金を注ぎ込めば、ゾンビ企業ならぬゾンビ高校・大学として延命されてしまいます。
ゾンビ高等教育機関の延命にならない制度設計が求められます。
〇給付型奨学金や特待制度の拡充を
例えば、同額の財源を使って、人に着目した成績による給付型奨学金を検討すべきでしょう。
むしろ、授業料値上げを財源とした、学校によるきめ細かな特待制度の拡充も考えられます。
同じお金を使うにしても、生徒学生の努力を促し、人材の質を高める方向に作用する制度設計をすべきです。
(2023/12/7)
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