3兆円の金銀財宝船を任期内に引き揚げ!【TheNewYorkTimesより】
NYT記事(ギフトリンク)より、
1706年スペインの最新鋭武装財宝艦隊が新大陸に向けて出発した。
スペイン継承戦争中の1708年のウェージャーの海戦にて、イギリス艦隊に襲われて爆発、3兆円相当の金銀宝石と乗員600名(生還11名)近くが沈没。
スペイン継承戦争は、断絶したスペイン王位の継承を巡って、イギリス・フランス・オーストリアなどが争った戦争。
この海戦でイギリスは敵であるフランス・スペインにペルーの金銀財宝が軍資金として運ばれることを半分阻止できました。姉妹船のサンホアキン号は運搬に成功したので、その金額から3兆円が算出されています。
戦争結果として、ユトレヒト条約で英がジブラルタルを獲得したのが今でも尾を引いています。(以上、戦争の解説等はWiki出典)
これが、「沈没船の聖杯」といわれるサンホセ号で、コロンビア沖の正確な沈没箇所は国家機密に指定されています。
コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は2026年の任期中迄の沈没船引き上げを文化省に指示しました。
ファン・デビッド・コレラ文化大臣は、博物館や民間コンソーシアムの入札を3,4か月以内に実施予定。
3兆円の金銀財宝の所有権を主張しているのは、スペイン、コロンビア、原住民、カリブ海のアフリカ黒人奴隷の子孫グループ、第一発見者などなど...
そりゃ欲しいですわ。3兆円!
無人潜水機で撮影した沈没船の金のコイン!(NYT記事ギフトリンク↓)
1981年の第一発見者はグロッカ・モーラという調査隊(その後アメリカの投資家たちで構成される「海の調査艦隊」となのる)で、お宝の半分もらえると思ってコロンビア政府に沈没船の場所を教えた。
2015年にコロンビア政府は3㎞離れたところで、独自に沈没船を発見したと発表し、2020年には沈没船財宝の一切の所有権を政府と定める立法を行い、争いは泥沼化。
歴史家などは、現状保存を主張したり、財宝の金額も諸説あるとのことですが、是非引き上げて欲しいというのが、正直なところ。
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