算数1科目入試の危険性【頂上決戦で検証】


算数1科目入試の博打性は強い。

塾の先生からも、持ち偏差値が塾が公表する「合格可能性8割ライン」(日能研R4など)を超えていても、全く安心できないなど適切な注意喚起がなされる

(我が家にもありました)

参集1科目入試の危険性を鉄緑戦士で検証


〇合格可能性8割の偏差値が存在しない?

実際に、R4偏差値63の巣鴨中の、実際の合否をみると、持ち偏差値が65以上~70以上あるグループ(=合格可能性8割ラインを優に超えている子ども達)においても50%ぐらいしか合格していないということである。


あまりに、博打性が強いので、5割ラインはあっても8割ラインが存在しない(でも偏差値表に学校名を載せないとクレームが来る?)というのが正直なところであろう。

一科目しかやらないということと併せて、算数・数学という科目の性質上、どんなに実力があっても、得点のブレが大きいということが考えられる。


〇鉄緑戦士で検証

どんなに実力があっても、といったので、最高レベルの実力層のデータをみてみよう。

入試というのは一定ラインの順位以上をキープする競争である。

鉄緑会の数学の成績優秀者が、次の模試でも成績優秀者となる(=一定ラインの順位以上を連続でキープする)

サバイブ率は60%である。


英数2科目総合順位であれば、(同様の計算を行うと、)

サバイブ率は70%に上昇する。


相当実力のある者においても、科目数が増えた方が一定ライン以上の順位をキープできる確実性が高いということの傍証である。


加えて、かなりの実力をもつ算数男子の皆さんも、算数は出来が良かった時と悪かった時の点差の開きが大きいというのはこれまでの模試において既に痛感しているだろう。


算数1科目入試とは、「受かれば儲けもの」という「チャレンジの機会が提供された」と捉えるべきであり、合格可能性8割以上の「安全校」や「抑え校」として、あてにするのは非常に危険である。


SNSでの、「合格率50%ぐらいしかない」という阿鼻叫喚と鉄緑戦士のサバイブ率60%を考慮すれば、どんなに実力ある算数男子でも合格率はMax60%ぐらいと見込まれる。


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