プライベートゲレンデ!@県立但馬牧場公園スキー場【関東人からみた関西スキー場】
年間滑走日数48日の著者が首都圏在住者視点で語る
「県立但馬牧場公園スキー場」
(ちなみに、アイキャッチ画像にある「なにわ」は広義でも「摂津国」又は「大阪府域」を指す用語であるが、県立但馬牧場公園スキー場は「但馬国」「兵庫県」に所在している。)
(中学受験生は間違えないようにしよう)
(上記年間滑走日数はこれまでの最大値です)
〇営業日数が短い
このスキー場を滑るのは非常に難易度が高い。
急斜面とかではなく、営業日数が異様に短い。
公式HPにも「安定した積雪も無く、短期間の営業でした」と記載がある。(最終閲覧日2023年8月29日)
「今シーズンは」との記載もあるが、「今シーズンも」の誤記であろう。
通常の週末レジャースキーヤーは、1月下旬又は2月上旬で、天気予報をにらんでドカ雪が降る日を狙って行くしかない。
チャンスは年に1~2回程度。
〇プライベートゲレンデ!
「コンディション良好の日に来れたラッキーさ」をかみしめて、駐車場に向かう。
道路を登っていき、「一番手前の駐車場」、すなわち道路右側の駐車場に停めるとスキー場のまんまえになる。
結構「車があり、子供達がいる」と思ってビビってはいけない。
よくみると、リフト券を買って滑っている人はいない。
大多数は、広大な平地で雪だるまを作っていたり、スキー板を着脱して歩く練習?をしていたり、超緩斜面でそりをしたりしているだけだ。
リフト券を買っている人は非常に少ない。
リフト待ち無し。
途中下車があるリフトが一本のみだが結構長い。
途中下車すれば、超初心者用の緩斜面。
最後まで乗ると、真ん中、右、左の3コースあるが、すべてオープンしていることはほぼ無い。
人がいないので、コブラインはありません。
積雪が少ないので、ブッシュ多いです。
高い新品の板はやめた方が無難。
〇パウダー天国
山を見上げて右側の急斜面(公式HPトップ写真の右側部分)は、尾根の通路のみ圧雪してあるが、ボウル部分は非圧雪ゾーンである。
パウダーrunに必要な「適度な斜度」があるため、「ヘタだけどパウダー滑りたい」「遭難したくないけどパウダー滑りたい」という人にピッタリだ。
「かぐらスキー場」のように、上級パウダーフリークが殺到して「朝10時にパウダー無くなった」とかならない。
初心者中心であり、リフト券買っている人も少ないので、「パウダーやろう」という人が殆どいないのだ。
つまり、一日中パウダー食い放題。
止まっても復活できる斜度があるので、パウダー初心者にピッタリです。
標高が低く気温が高いので、午後になれば、2月上旬であってもすぐベチャ雪気味になりますが。
気温が高すぎて、降雪機の類を買っても無駄そうです。天然雪100%です。
〇ピカピカのトイレ!
管理棟の展示スペースの奥にあるトイレはピカピカである。
いわゆる「公園のトイレ」とは程遠い清潔感あふれる洋式トイレである。
この来場者数で更新投資ができる首都圏スキー場はないが、「県営」のパワーでピカピカだ。
〇食事うまい
ラーメン600円やコロッケ定食860円もあるが、せっかく但馬牛産地に来たので肉料理を食べよう。メニュー
ゲレ食ではなくレストランレベルの食事ができる。
〇無料の但馬牛博物館併設
体験型の博物館である「但馬牛博物館」に無料で入れる。
(最近増築した「農業遺産体験館」で昔の農家が再現されており、農家の暮らしも学べる)
午後はここで一時間ぐらい潰すことができる。
子供も楽しめるボタンなどがたくさんある系の博物館。
中学受験生も勉強になり、親の精神衛生にもいい施設だ。
体も頭も鍛えた気分になれるので。
ちなみに、ここ照来(てらぎ)盆地はカルデラ外輪山に囲まれているので理科の勉強にもなる。
大人は牛の交配の仕組みなどについて勉強を深める。
やや血が濃いのではないかと心配になるが。
〇湯村温泉
宿泊は当然、湯村温泉だ。
東京でいえば、熱海みたいなところだったらしい。
城崎温泉よりも昔からのザ・温泉街だったという郷愁が漂っている。
積雪不十分の場合には、おじろスキー場に行き先を変更すればOK!