開成校長「もう一度試験すれば半分入れ替わる」はホントか⁈【「常勝組」鉄緑戦士で検証】
開成中の校長が「もう一度入試すれば半分入れ替わる」というのを聞いたことがある。
これは、「もう一度試験しても半分は入れ替わらない」という意味でもある。
鉄緑会でも、この理論は説明されていて、「東大受験者に再試験を行えば合格者の下半分は入れ替わる。」という東大入試委員のコメントが引用され、「東大合格確実な、合格者の上半分に入るだけの実力をつけること」を鉄緑会においては目指すべきとされている。
本当に「上位半分」は、入れ替わらないのであろうか?
仮に鉄緑会上位30傑を選抜する試験があったとして、上記理論が本当であれば、鉄緑会の上位15人は、毎回30傑に入るということになる。
そこで、3回分の校内模試において、30傑に入った数が1回(単数)の者を「単勝組」とする。
30傑に入った数が2回(複数)の者は「複勝組」とする。
30傑に3回とも入った者は「常勝組」である。
そこで「常勝組」の人数を数えてみるとちょうど15人である。
鉄緑会の上位15人は、3回とも30傑に入賞している。
つまり、合格者の上半分は入れ替わらない!
といっていいだろう。
中学受験においては、合格者平均点を上回れば、合格者の上位半分ということを意味する。
合格者平均点を上回る実力をつけておけば、一発勝負の試験でも合格最低点を取れる確率が非常に高いということである。
それ以外の方は、「入れ替わりの可能性が高い」ということを念頭に置いた上で、メンタルケア等々の準備を進める必要がある....
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