真夏のカリフォルニアでスキー&サーフ⁈ドカ雪で8月もリフト営業延長のスキー場
〇本当に8月もスキーリフト営業中か?
今年のカリフォルニアの大雪で、シエラネバダ山脈では平年の3倍の雪が降ったとか、降りすぎでスキー場がクローズとか、何度もニュースになりました。
ところで、このシエラネバダ山脈ですが、夏や海のイメージがあるカリフォルニア州と、隣はこれも常夏のイメージのあるラスベガスがあるネバダ州に挟まれた山脈です。
しかし、その標高は4418mのホイットニー山を始めとして、非常に高く、「シエラネバダ」とはスペイン語で「雪の山脈」を意味しているという程です。
ドカ雪で、カリフォルニアのスキー場は8月まで営業できるのではないかと前評判が立っていたところですが、実際どうなのでしょうか?
〇タホ湖の2大スキー場は7月も滑れた⁈
NYT(ギフトリンク:無料で全文読めます)によるとタホ湖2大スキー場は7月も忙しくしていたそうですから、手元の古いスキーガイドブックによるとヘブンリースキー場とカークウッドスキー場と思われます。
でもだいたいの、タホ湖のスキー場は、正式な冬営業としては1~2週間延長した程度で4月中には終了してたようです。
ヘブンリーの公式HPによると、ゴンドラの夏営業が6月15日から始まっているけど、滑走用具の持ち込み可だったということですかね。大きな湖に接しているので、既に「スキー場は夏に稼げ!」的な事が成立してそうで、スキー滑走に拘っている気配はなさそうでもあります。
〇マンモスマウンテンスキー場は8月もリフト営業
8月5日に営業終了。さすが、積雪20mあっただけありますね。まあ、普通の年でも、7月上旬までリフト動いているのは、そんなに珍しくないスキー場みたいです。
Juneマウンテンスキー場(マンモスの近く)も4月9日でリフト営業は終了。いったんつぶれて、マンモスに吸収されたスキー場のようで、夏に続けても儲からないという気配が感じられます。しかし、ハイクアップで滑る人の為に、爆薬による人工雪崩をおこして安全性を確保する取り組みはやっていたようです。(前述のNYT記事による)
〇ドカ雪で営業延長できるのはトップのスキー場のみ
ドカ雪が降ったからって、中小スキー場が営業延長しても儲からないとか延長雇用の確保の困難性は、世界的には一緒だと思われるので、安定的な降雪が欲しいですね。
でも、カリフォルニアの伝統⁈である、「朝はスキーで昼はサーフィン‼」が復活できたのはいいことです。